葉山たけし ビーイング系シングル売上ランキング

 今回は葉山たけしのビーイング系シングル売上ランキングをお届けする。

 葉山たけしの画像

葉山たけしのビーイング系シングル売上ランキング

 まず一覧にして葉山たけしの手掛けたビーイング系のシングル売上ランキングを示す。ただし、Giza studioやAmemura O-town RecordといったGiza系レーベル(すなわち、在阪レーベル)作品は除いていることに注意。

※画面幅が狭い場合、左右にスクロールできます。

順位 アーティスト名 シングル名 作詞 作曲 編曲 発売年月日 最高位 売上枚数(万)
1 中山美穂 & WANDS 世界中の誰よりきっと 上杉昇・中山美穂 織田哲郎 葉山たけし 1992/10/28 1 183.3
2 WANDS もっと強く抱きしめたなら 上杉昇・魚住勉 多々納好夫 葉山たけし 1992/07/01 1 166.3
3 ZARD 負けないで 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1993/01/27 1 164.5
4 大黒摩季 ら・ら・ら 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1995/02/20 1 133.9
5 DEEN このまま君だけを奪い去りたい 上杉昇 織田哲郎 葉山たけし 1993/03/10 2 129.3
6 大黒摩季 あなただけ見つめてる 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1993/12/10 2 123.6
7 FIELD OF VIEW 突然 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1995/07/24 2 122.4
8 WANDS 世界が終るまでは… 上杉昇 織田哲郎 葉山たけし 1994/06/08 1 122.1
9 大黒摩季 DA・KA・RA 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1992/09/23 2 105.5
10 DEEN 瞳そらさないで 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1994/06/22 1 103.8
11 ZARD マイフレンド 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1996/01/08 1 100.1
12 大黒摩季 夏が来る 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1994/04/23 2 97.1
13 FIELD OF VIEW 君がいたから 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1995/05/15 3 89.8
14 大黒摩季 いちばん近くにいてね 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1995/05/03 2 86.7
15 大黒摩季 チョット/君に愛されるそのために・・・ 大黒摩季 織田哲郎 葉山たけし 1993/02/10 4 84.0
16 大黒摩季 熱くなれ 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1996/07/08 1 83.4
17 WANDS Jumpin’Jack Boy/White Memories 上杉昇 栗林誠一郎 葉山たけし 1993/11/17 2 82.7
18 WANDS 恋せよ乙女 上杉昇 大島康祐 葉山たけし 1993/07/07 1 81.9
19 大黒摩季 永遠の夢に向かって 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1994/10/05 1 79.4
20 T-BOLAN すれ違いの純情 森友嵐士 織田哲郎 葉山たけし・T-BOLAN 1993/03/10 2 74.3
21 ZARD 愛が見えない 坂井泉水 小澤正澄 葉山たけし 1995/06/05 2 72.1
22 大黒摩季 別れましょう私から 消えましょうあなたから 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1993/04/28 3 66.7
23 ZARD Just believe in love 坂井泉水 春畑道哉 葉山たけし 1995/02/01 2 65.6
24 ZARD 君に逢いたくなったら 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1997/02/26 2 63.6
25 KIX-S また逢える… 浜口司 安宅美春 葉山たけし 1992/07/21 4 61.2
26 ZARD Don't you see! 坂井泉水 栗林誠一郎 葉山たけし 1997/01/06 1 60.3
27 T-BOLAN LOVE 森友嵐士 森友嵐士 葉山たけし・T-BOLAN 1994/05/11 3 58.0
28 DEEN 翼を広げて 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1993/07/17 5 57.1
29 DEEN 永遠をあずけてくれ 川島だりあ 栗林誠一郎 葉山たけし 1993/11/28 3 56.6
30 ZARD サヨナラは今もこの胸に居ます 坂井泉水 栗林誠一郎 葉山たけし 1995/08/28 1 55.1
31 FIELD OF VIEW DAN DAN 心魅かれてく 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1996/05/20 4 52.8
32 DEEN Teeanage Dream 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1995/03/27 2 51.5
33 大黒摩季 白いGradation 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1994/01/29 5 48.5
34 大黒摩季 愛してます 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1995/11/06 2 46.4
35 DEEN Memories 池森秀一・井上留美子 織田哲郎 葉山たけし 1993/09/22 4 45.2
36 大黒摩季 あぁ 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1996/02/26 2 44.3
37 FIELD OF VIEW Last Good-bye 坂井泉水 多々納好夫 葉山たけし 1995/11/13 3 39.7
38 大黒摩季 Harlem Night 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1993/07/28 3 39.6
39 WInk 咲き誇れ愛しさよ 大黒摩季 織田哲郎 葉山たけし 1993/09/08 9 33.4
40 大黒摩季 アンバランス 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1996/12/02 4 32.1
41 DEEN LOVE FOREVER少年/少年 山本ゆり 田川伸治 葉山たけし 1995/12/11 4 26.3
42 FIELD OF VIEW ドキッ 坂井泉水 浅岡雄也 葉山たけし 1996/05/20 4 25.3
43 T-BOLAN 愛のために愛の中で 森友嵐士 森友嵐士 葉山たけし・T-BOLAN 1995/11/20 2 24.4
44 ZARD 息もできない 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1998/03/04 3 24.1
45 ZARD Get U're Dream 坂井泉水 大野愛果 葉山たけし 2000/09/06 4 24.1
46 REV 抱きしめたい 出口雅之 出口雅之 葉山たけし 1993/10/27 4 23.8
47 大黒摩季 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1997/05/28 4 21.4
48 KIX-S LOVIN' YOU 浜口司 安宅美春 葉山たけし 1994/02/14 19 21.2
49 宇徳敬子 まぶしい人 宇徳敬子 栗林誠一郎 葉山たけし 1993/12/08 14 20.9
50 大黒摩季 ゲンキダシテ 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1997/03/26 5 20.7
51 REV 甘い Kiss Kiss 出口雅之 出口雅之 葉山たけし 1993/04/14 8 19.5
52 REV Break Down 出口雅之 出口雅之 葉山たけし 1994/08/31 10 15.6
53 大黒摩季 ネッ!~女、情熱~ 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1998/02/25 5 14.7
54 宇徳敬子 あなたの夢の中 そっと忍び込みたい 宇徳敬子 織田哲郎 葉山たけし 1993/08/04 17 13.5
55 Mi-Ke Pink Christmas 長戸大幸 春畑道哉 葉山たけし 1992/11/06 22 11.4
56 KIX-S 愛し過ぎてこわい 浜口司 安宅美春 葉山たけし 1993/05/17 16 10.4
57 REV 幾千もの情熱 出口雅之 出口雅之 葉山たけし 1994/02/16 17 10.0
58 B.B.クィーンズ 夢のENDはいつも目覚まし 長戸大幸 織田哲郎 葉山たけし 1992/11/26 64 8.8
59 FIELD OF VIEW この街で君と暮らしたい 小松未歩 小松未歩 葉山たけし 1997/04/23 14 8.7
60 ZARD グロリアス マインド 坂井泉水 大野愛果 葉山たけし 2007/12/12 2 8.4
61 ZARD 星のかがやきよ/夏を待つセイル(帆)のように 坂井泉水 大野愛果 葉山たけし 2005/04/20 2 8.0
62 KIX-S 抱いて…抱きしめて 浜口司 安宅美春 葉山たけし 1994/09/28 15 8.0
63 MANISH この一瞬という永遠の中で 牧穂エミ 西本麻里 葉山たけし 1996/01/22 12 7.9
64 大黒摩季 夢なら醒めてよ 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 1999/08/04 10 6.6
65 KIX-S もう一度TENDERNESS 浜口司 安宅美春 葉山たけし 1993/11/22 22 6.6
66 大黒摩季 太陽の国へ行こうよ すぐに ~空飛ぶ夢に乗って~ 大野愛果 大野愛果 葉山たけし 1999/02/24 19 6.4
67 大黒摩季 虹ヲコエテ 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 2001/08/08 12 5.6
68 BAAD 愛したい愛せない 山田恭二 羽田一郎 葉山たけし 1993/05/26 23 5.0
69 KIX-S MY LIFE 浜口司 安宅美春 葉山たけし 1994/10/26 25 4.1
70 ZARD 悲しいほど貴方が好き/カラッといこう! 坂井泉水 大野愛果 葉山たけし 2006/03/08 6 3.4
71 ZARD ハートに火をつけて 坂井泉水 大野愛果 葉山たけし 2006/05/10 10 2.7
72 大黒摩季 雪が降るまえに 大黒摩季 大黒摩季 葉山たけし 2001/10/31 18 2.7
73 田中美奈子 SEASON 織田哲郎 織田哲郎 葉山たけし 1992/07/25 74 1.8
74 EDGE どこかで君の声が聴こえてくる 小田佳奈子 多々納好夫 葉山たけし 1993/05/19 71 1.4
75 TWINZER DON'T FORGET YOU 向井玲子 川島だりあ 葉山たけし 1993/12/16 66 1.0
76 YASU 勇気のファイター 及川眠子 葉山たけし 葉山たけし 1992/05/01 81 0.4
77 Liz Co 青い夏に身をまかせ 田中律子 UNI 葉山たけし 1993/08/04 93 0.3
78 テレサ・テン あなたと共に生きてゆく 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 1993/05/12 97 0.3
79 Cup's 愛しているのに Bye Bye Love 小田佳奈子 羽田一郎 葉山たけし 1994/03/01 95 0.3
80 近藤房之助 & Quncho 夢を継ぐ人 売野雅勇 織田哲郎 葉山たけし 1992/12/16 98 0.3
81 田中 傑幸 Lonely Dancin' T-Party 織田哲郎 葉山たけし 1992/05/21 99 0.2
※筆者調べ。ビーイング時代(Giza系除く)のみ。

 堂々の第一位は中山美穂 & WANDSの「世界中の誰よりきっと」(183.3万枚)であった。
「世界中の誰よりきっと」は織田哲郎の最高売上作品でもある。

織田哲郎 シングル売上ランキングについてはこちら↓ 15. 織田哲郎 シングル売上ランキング


 TOP11の「マイフレンド」までが”ミリオン”である。さすが、編曲家ランキング第5位にランクインしている編曲家である。


解説~作詞家~

 以下では先程示した表をグラフを用いて可視化していく。


 作詞家別のランクイン作品数を見てみると、大黒摩季とのタッグが25%強、僅差でそれを上回ったのが坂井泉水でこちらも25%強、3番手が同率でWANDSの上杉昇とKIX-Sの浜口司となった。驚くべきことに、数だけで言えば、大黒摩季と坂井泉水というビーイングの2大女性ボーカルだけで半数以上を占めている。
 専属的に手掛けていた大黒摩季が多いのはもちろんのこと、KIX-SやREVも葉山たけしが一手にアレンジを請け負っていたため、一桁%ながら一定の割合を占めている。
 一方、葉山たけしが数多くの作品を手掛けたDEENの池森秀一やFOVの浅岡雄也はほとんどなかった。これは坂井泉水や川島だりあ、さらに裏方の作詞家が彼らのシングルA面曲の作詞を手が得ていたケースが多いためである。

 少し話は脱線するが、前回の明石昌夫とは対照的に、葉山たけし単独名義がほとんどで、連名はT-BOLANとの3作のみである。
 上記のアーティストは前回の明石昌夫の編曲ランキングでは見られなかった顔ぶれである。DEENやFIELD OF VIEWで見られる爽やかなロックやREVやKIX-Sで見られるシンセとハードロックの融合は葉山たけしらしさ全開である。

葉山たけし サウンドの特徴についてはこちら↓ 13. 葉山たけしのサウンドの特徴


 次に作詞家別の売上比率をグラフ化してみた。


 作詞家別の売上枚数を見てみると、なんと上位3人で85%以上を占めるという集中ぶりが分かる。大黒摩季と坂井泉水とのコンビがそれぞれ30%強、上杉昇との組み合わせは約20%となっている。 T-BOLANは明石昌夫がメインアレンジャーであったため、そこまで作品数・売上ともに大きくはない。また、REVやKIX-Sは、スマッシュヒットを出したものの、両アーティストととも1995年以降は葉山たけしのアレンジから離れたため、それほど作品数が多くないため、売上も数%にとどまっている。
 計11作のミリオンヒット、計12作ものNo.1ヒットを輩出している。ミリオンはWANDS×3、大黒摩季×3、ZARD×2、DEEN×2、FOV×1というふうに分散しているのも特徴である。明石昌夫のケースではB'z作品が他に比べて多かったが、葉山たけしは比較的分散しており、多様なアーティストのアレンジを手掛けた上でメガヒットを記録していたということが分かる。

 11作のミリオンヒットのうち、最高位2位止まりが4作もあるのも彼の特徴だろう。明石昌夫の場合、最高位2位止まりはT-BOLANの「Bye For Now」だけであった一方、葉山たけしの場合、「DA・KA・RA」「あなただけ見つめてる」「このまま君だけを奪い去りたい」「突然」と4作もある。これらは初動売上は低いものの楽曲の良さとタイアップの良さでロングヒットしたパターンである。


 作詞家別の売上枚数を作品数で割ることにより、作詞家ごとの1作あたりの売上枚数を算出した。
 上杉昇が127.6万枚という破格の値を記録している。葉山たけしとのコンビを組んだシングルはわずか6作ながら、全体の20%にあたる760万枚余りを叩き出した。6作のうち4作がミリオンなのでアベレージも100万枚を超えるのは当たり前だが…。
 上杉昇が頭抜けて高い値を記録しているが、坂井泉水・大黒摩季・森友嵐士の三者が55万枚前後のハイアベレージで続いている。葉山たけしとの組み合わせという意味では、この3者の1作当たりの売上はほぼ変わらないというのは面白い。特定のアーティストに限らず、良質な曲を提供できていたというアレンジャーとしての力量を物語っているのだろう。


解説~作曲家 ~


 コンビを組んだ作曲家の作品数は織田哲郎と大黒摩季が2トップでそれぞれ25%前後を占めている。専属的にアレンジしていた大黒摩季よりも様々なアーティストにコンビを組んで提供した織田哲郎の方がやや多い結果となった。大黒摩季は作詞以外の楽曲提供をほとんどしていないためである。

 栗林誠一郎はシングルA面は少なく、大野愛果や安宅美春(KIX-S)と同じ6作で続き、さらに春畑道哉(TUBE)や多々納好夫が続く。織田哲郎と大黒摩季以外は分散している印象を受ける。


 作曲家別の売上枚数を見てみると、織田哲郎とのコンビで約4割を占め、大黒摩季とのコンビが約30%弱、栗林誠一郎とのコンビが約9%と続く。織田哲郎と大黒摩季の二人が2トップなのは作品数のときと同様であるが、売上はこの2人だけで70%近くを占め、特定の作曲家への集中度合が作品数よりもより高い。
 それでも、作詞家では上位3人で85%以上を占めていたのに比べると、作曲家では少し集中度合は少し低い。
 ビーイング系ど真ん中と言える坂井×織田×葉山トリオは総じて売上も高い。この3人は格段に相性が良かった。しかしながら、作詞家や作曲家が変わると、葉山たけしアレンジ作品でもあまり売れなかった作品も多数存在する。


 さらに、編曲家別の売上枚数を作品数で割ることにより、作曲家ごとの1作あたりの売上枚数を計算した。
 最も高いのは織田哲郎の約70万枚/作であった。明石昌夫ではたくさんのアーティストに提供する作曲家との組み合わせで1枚当たりの売上が低くなる傾向にあったが、葉山たけしの場合は、様々なアーティストに提供する織田哲郎や栗林誠一郎などの平均売上が高い。明石昌夫と葉山たけしで正反対の特徴を示しているのは非常に興味深い。
 栗林誠一郎も大黒摩季も約55万枚/作、多々納好夫はそもそも数が少ないが69万枚/作と高い水準を記録している。安宅美春と出口雅之の平均売上が全く同水準なのも面白い。


解説~売上枚数の分布と年代の分布~


 葉山たけしの手掛けたシングルで、100万枚以上売れた曲は81曲中11曲で、割合にして15%弱ということが分かる。ミリオン記録を持っていたB'zやビーイング全盛期を主に担当した明石昌夫に比べると少し劣るが(葉山たけしは全盛期を過ぎて明石昌夫が仕事をめっきり減らした以降の主要な作品のアレンジを尽く担当している)、それでも10%を超えている時点で十分にすごすぎる。固定ファンがそれほど多くなかったDEENやDIELD OF VIEW、大黒摩季といったアーティストへの提供が多かったものの、織田哲郎との相性の良さでミリオンヒットを連発したと言える。
 また、36/81=45%と半数近くのシングルで40万枚以上のヒットを記録している。なぜか120万枚台の曲が4曲もあったり、80万枚台は6曲もあるのに90万枚台は1枚しかなかったりと、偶然の偏りが面白かったりする。


 1993年の1100万枚超えをピークとして、その前後92~95年も500万枚以上の売上を継続的に叩き出している。96年も300万枚以上のセールスを記録しており、92~96年の5年間だけで実に3300万枚以上のセールスを記録している。この間、1993・94年と2年連続で編曲家年間ランキング第1位を獲得している。

 このグラフから分かる葉山たけしの特徴は、1992年に入ってからいきなりヒットを連発し始めたことである。KIX-Sの「また逢える…」で初の週間チャートTOP10入り(4位/9月)、翌10月には大黒摩季「DA・KA・RA」が最高位2位でミリオンヒットを記録、さらに「世界中の誰よりきっと」「もっと強く抱きしめたなら」のメガヒットと一気にアレンジャーとしてブレイクした。
 全盛期後は、一旦独立を経た後、00年代半ばからGiza系アーティストのアレンジを手掛けるようになったというのは周知の通りである。


 というわけで今回はビーイング時代の葉山たけしのシングルランキングを徹底的に分析した。明石昌夫よりも活躍した時期が長かった上、連名も少ないため、3500万枚を超える凄まじいセールスを記録したことがよく分かったのではないだろうか。

 作曲家及び編曲家のシングル売上ランキングシリーズはこれにて終了します。もしかしたら池田大介編を今後お送りするかもしれません。まあ、そこらへんは筆者の気分次第ということで…


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売上・チャート>18. 葉山たけし ビーイング系シングル売上ランキング

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